業務プロセスの改善

 ITIL(Information Technology Infrastructure Library)はイギリス発祥のITサービスまた又はシステム管理におけるグッドプラクティス(好事例集)ですが、その管理手法は汎用的であり、IT以外の業務にも応用することができます。

ITILでは利害関係者が4人登場します。

  • 顧客:ITサービスに出資しビジネスを遂行することに責任を持つ人
  • ユーザー:ITサービスを日常的に利用する人
  • サービスプロバイダ:ITサービスを提供する人
  • サプライヤ:サービスプロバイダを支援する社外の組織

 4人の中で主体的に業務を実施するのはサービスプロバイダになります。サービスプロバイダの役割は、顧客から与えられたリソース(人・設備・予算)で、サプライヤを使い、ユーザーに価値を提供し、顧客の利益を最大限にすることです。

 サービスプロバイダを製造業の資材調達部門に置き換えた場合、顧客は経営層、ユーザーは製造部門、サプライヤは資材を提供する協力会社となります。資材調達部門は製造部門に価値を提供することで生産性が上がり、経営層(=会社)の利益につながります。常により高い価値を提供し続けるには「継続的な業務改善」が必要になり、ITILで定義された5段階のサービスライフサイクルは「継続的な業務改善」の手助けとなります。

 サービスライフサイクルというと難しく聞こえるかもしれませんが、ITILは好事例集であり「この様にしなければならない」というものではありません。業務改善するために使えそうな方法を選択して適用することができます。弊社ではITILの手法を用いた業務改善のご支援をさせていただきます。

ITの活用方法のご提案や、業務の中に隠れている無駄の削減など、業務の合理化のお手伝いを行います。

生産現場の見える化により、改善点を明らかにし、生産効率の最適化を行います。