Eliminate(取り除く)
業務をなくすのは抵抗があるかもしれませんが、業務を行った結果が次に繋がっていなければ意味がありません。過去の業務の流れで定常的に作成していた資料が業務プロセスの変更により活用されていなかったりするのはよくあることです。業務を行っている目的を確認する必要があり、後工程に活かされない業務は取り除く対象になります。
Combine(合わせる)
効率性を上げるための分業化は有効な方法ですが、行き過ぎた分業化は却って非効率になる場合があります。管理職と各グループのリーダーで行っている会議の場合、グループのリーダーは後でメンバーに内容を伝えなければなりません。グループのメンバーを会議に加えることでリーダーからメンバーへの伝達時間を削減できます。
Rearrange(組み替える)
会議直前に資料を配布している場合、出席者は会議中に内容を確認することになります。会議前日に資料を配布することで出席者の理解を深め会議時間を短縮できます。
Simplify(簡素にする)
「取り除く」「合わせる」「組み替える」では業務内容そのものに変更はありませんでしたが、「簡素にする」では業務内容に変更が伴います。作業時間を短くするために後工程の業務に支障がない程度に作業を簡素化します。報告書のフォーマットを統一し必要事項を埋めるだけにするのも一つの方法です。またツールやシステムを導入するのも有効です。Excelを使っているのであれば、マクロ機能を使って社内システムからデータを取り込むことで時間を短縮し入力ミスをなくすことができます。